手首の痛み(腱鞘炎)


手首の痛み(腱鞘炎)とは
手首の痛みの代表的な症状である腱鞘炎は、スマートフォンやパソコンの長時間使用、育児や家事、スポーツなどで手を酷使することによって起こりやすい不調です。親指の付け根や手首の内側に痛みや腫れが生じ、物をつかむ・持ち上げる・ひねるといった動作で強く痛むことがあります。
初期段階では「疲れやすい」「軽い違和感」といったサインから始まりますが、放置すると炎症が悪化し、日常生活の動作そのものが困難になることもあります。料理や掃除、育児などのちょっとした作業が大きな負担となり、精神的なストレスを感じる方も少なくありません。悪化して慢性化すると回復に時間がかかり、仕事や家事の効率を下げる原因にもなるため、早めのケアが重要です。
手首の痛み(腱鞘炎)の原因
腱鞘炎の大きな要因は、同じ動作を繰り返すことによって腱や腱鞘に炎症が起こることです。デスクワークやスマートフォンの使用、育児での抱っこや授乳、料理や掃除など、手首や指を酷使する動作が原因となりやすいです。また、ピアノやギターといった楽器演奏、テニスやバドミントンなど手首を頻繁に使うスポーツも腱鞘炎のリスクを高めます。
さらに女性はホルモンバランスの変化によって腱や靭帯が弱くなりやすく、妊娠・出産・更年期の時期に腱鞘炎を発症する方も少なくありません。東洋医学では「気血の滞り」や「冷え」が炎症の悪化につながると考えられており、血流不足や体質的な虚弱も関係しているとされます。
手首の痛み(腱鞘炎)の解決法
腱鞘炎の改善には、まず手首を安静に保ち、過度な負担を避けることが大切です。炎症が強い時期には冷却、慢性化した場合には温熱療法で血流を促すと症状の軽減につながります。サポーターやテーピングで手首を保護し、動きを制限するのも有効です。
それでも痛みが改善しない場合や慢性的に続く場合には、専門的な施術が役立ちます。新宿御苑山本鍼灸治療院では、鍼灸で深部の筋肉や腱にアプローチし、炎症やこわばりを和らげます。さらに整体を組み合わせることで、手首だけでなく肘・肩・姿勢全体のバランスを整え、手首にかかる負担を根本から軽減します。
腱鞘炎は放置すると慢性化しやすい症状ですが、セルフケアと専門施術を組み合わせることで回復を促し、再発を防ぐことが可能です。早めの対策によって、快適な日常生活を取り戻すことができます。